花粉症は、一度症状が出てしまうと感知が難しい病気で、一度発症すると毎年悩まされ続けます。
しかし、花粉症を完全に治すことは難しいのですが、生活習慣の改善により症状を軽減することができます。
日常生活の見直しをして、体質改善をして、花粉症に負けない体を作りませんか?
どれも自分でできるものばかり。
諦めずにやってみましょう。
花粉症の症状を軽減させる生活習慣改善のポイント
人間の体には免疫機能という仕組みがあります。
免疫機能は、体内に有害物質が入ってきたときに、それを排除しようとする機能です。
風邪をひいたときなどに、くしゃみや鼻水が出る症状は、この免疫機能が働いていることにより起こります。
これに対し、花粉症をはじめとするアレルギー反応は、体に有害ではないもの(花粉など)に対しても、免疫機能が過剰に働いてさまざまな症状が引きおこされてしまう反応です。
アレルギー症状が出てしまう要因は、花粉という「外因」だけでなく、自分自身の体内環境にもあるのかもしれません。
医療技術や薬だけに頼るのではなく、まずは生活習慣を見直して、体の免疫力を高め、花粉症の症状を軽減しましょう。
花粉症の症状を軽減させる体質改善方法
腹八分目
健康な体であることが免疫力を高めます。
免疫力を高めることが、花粉といういう異物から体を守る基本です。
花粉症のためにも健康のためにも「腹八分目」を心がけましょう。
夜型を改め朝型生活に
体内環境の改善にもっとも重要なのは規則正しい生活習慣です。
早寝早起きをしましょう。
夜型の不規則な生活は、体の抵抗力を低下させ、花粉症の症状を重くします。
タバコを止める
タバコの煙は鼻の粘膜を傷つけます。
また、ニコチンなどの有害物質は、血流を阻害するため酸素が体中に行きわたりづらくし、皮膚の乾燥を引き起こします。
皮膚が乾燥すると花粉症の症状に悪影響を及ぼすのです。
疲労をためない
過労などによる肉体疲労は、花粉症予防や症状の改善にとって大敵です。
肉体疲労は、全ての身体機能や免疫力を弱めてしまいます。
アルコールを控える
アルコールは、血管を拡張させて鼻づまりの原因になります。
花粉症の時期だけでも飲酒を控えるといいですよ。
どうしてもお酒を飲みたいときは、赤ワインがおすすめです。
赤ワインには、抗酸化作用を持つポリフェノールが多く、他のアルコールよりは花粉症にいいと言えます。
十分な睡眠をとる
肉体疲労やストレス解消にもっとも重要なのが睡眠です。
必要な睡眠時間には個人差がありますが、一日平均7~8時間の睡眠がおすすめです。
しかし、平日時間がなくてあまり眠れないからといって、土日に「寝だめ」してもあまりよくありません。
休日に寝だめしても疲労やストレスはとれません。
毎日の十分な睡眠で「疲れはその日のうちにとる」のが基本です。
ストレスをためない
最近は、ストレスがアレルギー症状の悪化に影響を及ぼすと考える医師もいます。
花粉症の人数は、地方より都市部に多いそうです。
これは、空気汚染などの外的環境の要因だけでなく、田舎よりも都会の方がストレスが多いからとも言われています。
和食中心の食生活
最近急激に花粉症が増えたのは、日本人の食生活の変化が原因とも言われています。
肉や揚げ物などの脂肪分の多い高カロリーの食事やファストフードの普及により、アレルギーになりやすい体質に変化してしまったようです。
免疫機能を高めるDHA(ドコサヘキサエン酸)やDHA(エイコサペンタエン酸)を多く含む魚やベータカロチンやビタミン補給のための野菜を中心とした食生活に切り換えましょう。
豆腐や納豆などの大豆製品などもおすすめです。
適度な運動をする
適度な運動は、免疫機能や心疾患、ストレス解消など、心身にさまざまな恩恵をもたらすといわれています。
ウォーキングや寝る前のストレッチなど自分の体力や生活習慣にあわせて、毎日無理なく続けられる運動を選びましょう。
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