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花粉症の最新治療<レーザー・ソムノプラスティ・免疫療法・舌下免疫法>

花粉症の最新治療方法が話題です。

今最も注目されている、レーザー治療・ソムノプラスティ・アレルゲン免疫療法・舌下免疫法について、治療のポイントを調べてみました。

どの最新治療方法もメリットとデメリットがあります。

自分やお子さんにはどの花粉症治療の方法が合うのか、よく調べて、考える必要があります。

また、治療や効果の継続期間、健康保険の適用の有無など、それぞれ違います。

医師と相談して、自分にあった治療方法を選びましょう。

  

花粉症の最新治療<レーザー・ソムノプラスティ・免疫療法・舌下免疫法>

薬を飲むという、従来の花粉症治療の代わりとして、薬剤を使わない花粉症の治療で効果が高く、期待されている最新治療は、レーザー治療・ソムノプラスティ・アレルゲン免疫療法・舌下免疫法の4つが上げられます。

それぞれの最新治療方法のポイントをまとめました。

花粉症の最新治療<レーザー治療のポイント>

花粉症のレーザー治療どんな人に合うの?
レーザー治療は、花粉症の症状の中でも、特に鼻づまりの症状がつらい人に効果があります。

花粉症の薬を飲むことができない妊婦さんや授乳中の女性、花粉症の薬で眠くなると困る人におすすめの治療方法です。

花粉症のレーザー治療は、手術時間が30分ほどと短く安全性が高い治療方法です。
痛みもほとんどなく、外来治療が可能、健康保険の適用もあります。

花粉症のレーザー治療はどんな治療?
花粉症のレーザー治療は、部分麻酔をして、鼻の中の下鼻甲介にレーザー光線を照射し、粘膜の表面を焼きます。

花粉症のレーザー治療中は、熱さを感じる程度で、痛みはほとんどありません。

手術は短時間で終わり、出血もほとんどなく、外来でも治療が可能なほど安全性が高いものです。

花粉症のレーザー治療後はどんな風になるの?
レーザーで焼かれた粘膜は、乾いた状態となり花粉が付きにくくなります。
また、焼かれた粘膜表面は腫れなくなるために、鼻づまりが解消されるのです。
治療後一週間ほどは鼻の中が少しヒリヒリしたり、鼻づまりがひどくなったように感じる場合もありますが、レーザーで焼いた部分にできたかさぶたが取れるころには鼻づまりが解消されます。

花粉症のレーザー治療のデメリット
レーザー治療で焼いた鼻の粘膜は再生するので、治療の効果は1シーズンだけです。

花粉症の最新治療<ソムノプラスティのポイント>

ソムノプラスティはどんな人に合うの?
ソムノプラスティもレーザー治療と同じく鼻づまりのひどい人におススメの治療方です。
ソムノプラスティは、花粉症による鼻づまりのほかに、腫瘍やいびき、睡眠時無呼吸症候群の治療などにも用いられています。

ソムノプラスティはどんな治療?
ソムノプラスティは、治療部位にニードルを刺して、弱い高周波電流を流して熱を発生させ、細胞を凝固・壊死させる装置です。

ソムノプラスティは健康保険の適用があります。

鼻づまりの治療では、鼻にニードルを挿入し、下鼻甲介の粘膜下に刺して高周波を発生させます。
熱によって下鼻甲介内部の組織が変性し凝固します。
凝固した組織は3~8週間ほどの時間をかけて体内に吸収されます。
これにより、肥大化していた下鼻甲介が小さくなり、粘膜の腫れがなくなり、鼻づまりが解消されます。

治療時は軽い違和感や不快感を感じる場合もありますが、一般的にはレーザー治療よりも快適と言われています。

ソムノプラスティのデメリットとは?
ソムノプラスティはひどい鼻づまりを解消する方法ですが、花粉に対するアレルギーそのものを治す治療ではありません。

花粉症の最新治療<アレルゲン免疫療法のポイント>

アレルゲン免疫療法は、花粉症の唯一の根治治療法です。

アレルゲン免疫療法は、花粉のエキスを皮下注射で体内に少しずつ入れていくことで、体を少しずつ花粉にならし、過剰な免疫反応が起こらないようにして、花粉症を根本的に治す治療方法です。

アレルゲン免疫療法はどんな治療?
アレルゲン免疫療法は、まず、濃度の低い花粉エキスを皮下注射することから始めます。
花粉エキスの皮下注射を週1~2回のペースで3カ月ほど続け、少しずつ濃度を高めていきます。
ある程度の濃度に達したら、その濃度を維持しつつさらに1~1ヵ月半に1回のペースで2~3年間注射を続けます。

アレルゲン免疫療法は、花粉症の原因となる抗体を体に直接入れるため、アナフィラキシーなどの強い副作用がでる可能性もあります。

そのため、治療は特定の医療機関に限られ、注意深く行われます。

定期的な通院を長期間続けなくてはいけませんが、効果が出てくれば、それは治療後もずっと続きます。

アレルゲン免疫療法は、アレルギーが原因の花粉症であれば、治癒あるいは症状が軽くなる人の割合は、約8割と言われています。

アレルゲン免疫療法のデメリット
・治療に2~3年の時間がかかってしまう。
・定期的に通院しなければならない。
・治療が特定の医療機関でしか受けられない。
・強いアレルギー反応など副作用の恐れがある。

花粉症の最新治療<舌下免疫療法のポイント>

舌下免疫療法は、花粉症の安全で手軽な治療法として注目されています。

舌下免疫療法は、アレルゲン免疫療法のデメリットを解決するために開発された治療法です。

舌下免疫療法は副作用が極めて少なく、自宅での治療が可能になります。

舌下免疫療法はどんな治療?
舌下免疫療法は、口の中に花粉のエキスを落とし、体内に吸収させることで、花粉に対するアレルギーを減らしていくという治療法です。

舌の周囲には、免疫システムが多くそなわっていて、そこに花粉エキスを落とし、免疫システムを花粉に徐々に慣らしていきます。

舌下免疫療法は花粉症を安全に手軽に根本治療できる画期的な治療法です。

舌下免疫療法を受けられない人は?
・妊娠している、もしくは妊娠予定の女性
・過去に注射などによる免疫療法を受けている人
・重篤な疾患を合併している人
・6歳未満の乳幼児

舌下免疫療法のデメリット
舌下免疫療法で健康保険適用となっているのは、2014年に健康保険適用されたスギ花粉の舌下免疫療法のみで、他の花粉症の場合、現在は保険の適用外で、治療費は自己負担となります。

スギ花粉の舌下免疫療法は、健康保険適用外の時は年間6~7万円ほどかかっていましたが、現在は年間2万程度になりました(3割負担の場合)。

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