野球部、特に硬式野球をしていると、素振りをたくさんするので手にすぐ水ぶくれができてしまいますよね。
うちの息子の手も、マメだらけ、水ぶくれ、手の皮が剥けるなど、ひどい状態です。
あまりにひどい水ぶくれの数に、母としては何とかして早く治してあげたいですよね。
風邪で病院に行ったついでに、マメだらけ、水ぶくれが破れてボロボロの息子の掌を見せて、どうしたら早く治りますか?と聞いても「ひどい時は野球を休むしかない」と言われてしまいます。
でも、しつこく聞いたら、「ひどい時は野球を休むのが一番なんですけどね…」と前置きした上で、水ぶくれを早く治すコツを教えてくれました。
野球部 素振りでできた水ぶくれを早く治す方法 間違ってない?
私はこれまで、水ぶくれができたら、消毒した針を軽く刺して水を抜いて、古い皮を残したままくっつけるのがいいと思っていました。
水を抜いて、古い皮で新しい皮膚を保護して、新しい皮膚が固くなるのを待つのです。
それで、いつも通り、水ぶくれの水を抜こうとしたら、息子が「監督が水を抜いたらダメだ!」と言ったからそのままにする!と言うんです。
息子にとっては「監督の言うことが絶対」で、私がいくら説明してもダメでした。
水ぶくれをそのままにして、素振りをしたら、皮が破けて「べローン」と剥けてしまい、痛くて仕方がないですよね?
どうしても納得がいかなくて、子供のいる前で病院の先生に聞いてみたのです。
すると…。
水ぶくれの水を抜かないのが、今の考え方って本当!?
なんと!私の「水ぶくれの水を抜いて皮を残しておく」という考え方は古いんだそうです。
ちょっと待って先生!そんなの違うでしょ?と思わず言っちゃいましたよ。
だって、水ぶくれの水を抜かないまま素振りしたら、皮がべろっと剥けて痛いじゃないですかっ!!って。
すると先生は、困った顔をしてこう言いました。
「水ぶくれにたまった体液には、傷を治す力があるんです。
だから、その体液を流してしまわずなるべくとどめておくのがいいんですよ。」
確かに、転んで擦りむいた時に、昔は消毒していましたが、今はあえて消毒せずにそのままにしておいた方が治りが早いと聞いたことがあります。
それと同じ考えなんだそうです。
でも、なんだか納得いかない私は、もう一度、「水を抜かないで素振りしたら、べろっと皮が剥けて痛いし、体液も出てしまうじゃないですか」と言ってみました。
すると、「だから、医者としては、そんなひどい状態の時は素振りをしないのが一番としか言いようがない」と言われてしまいました。
でも、水ぶくれぐらいで素振りを休むなんて、野球部だったらありえないですよね?
それを先生も理解してくれて、こうまとめてくれました。
野球部で掌に水ぶくれができてしまったら
1. 水ぶくれができたら、つぶさないようにするのが一番(素振りをしない)
2. 水ぶくれができてしまった状態で練習や試合があり、どうしてもバットをにぎらないといけないときは、やむを得ず水を抜く。水を抜いたら、古い皮は剥かず、はりつけておき、絆創膏をはり、その上にテーピングをする。
3. 水ぶくれが剥けてしまったら、ケアリーブや傷パワーパッドなどの、体液(滲出液)を保護する絆創膏をして、その上にテーピングをする。
水ぶくれができないように、バッティング手袋をするなどして保護すればもっといいのですが、指導者の方針で「バッティング手袋禁止」のところもありますよね。
うちの息子のチームもそうです。
先生は、今どき、プロ野球選手だってバッティング手袋してるしね!とあきれ顔でした。
参考になればうれしいです。
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