花粉症は、さまざまな植物の花粉によって生じるアレルギーのことですが、現在、日本国民のおよそ20%が花粉症で苦しんでいるといいます。
花粉症はあるとき突然発症します。
花粉症になると、アレルギーの元である花粉が飛んでいる期間はずっと、花粉症の症状が出ることになります。
しかし、花粉症の症状が出てから医者に行ったり薬を飲んだりするよりも、花粉症の症状が出る少し前から薬を飲み始めると花粉症の症状が悪化しにくいということが分かっています。
毎年花粉花粉症の症状で悩んでいる方は、花粉が飛び始める少し前から、病院へ行ったり薬を飲んだりすることをおすすめします。
花粉症の気になる症状 咳がでるのはどうして?病院治療の方法
花粉症の四大症状とは?
・くしゃみ
・鼻水
・鼻づまり
・目のかゆみ
花粉症の症状は、主に、目と鼻に現れます。
ところが、花粉症が重症化すると、目と鼻の症状だけではなく、微熱や倦怠感、皮膚のかゆみ、のどのイガイガ、頭が重いなど、全身に症状が現れてしまうことがあります。
咳が出る人も多いです。
そのため、風邪が長引いているような感じになりますが、たいていの風邪は1~2週間で治るものなので、花粉が飛んでいる時期に、風邪のような症状がなかなかおさまらない場合は、花粉症を疑ってみるといいですよ。
花粉症の場合、ちゃんとお薬を飲めば、だいぶ良くなります。
花粉症の症状で咳が出ることがある?
花粉症患者の約七割がスギ花粉によるものと言われています。
スギ花粉のシーズン(1月~5月)は、空気が乾燥していて喉の風邪をひきやすい時期でもあります。
そのため、本当に風邪の場合もありますが、花粉症でも咳が出る場合があります。
花粉症の咳と風邪の咳は、タイプが違うのですが、ちょっと分かりにくいんですよね。
覚えておいて欲しいのが、
花粉症の鼻水は、透明でサラサラです。
そして、花粉症の場合は、高熱や関節痛などの症状はありません。
また、花粉症の場合は、目のかゆみや充血などの症状が出る場合が多いです。
一方、風邪の鼻水は黄色くネバネバしています。
鼻水以外に高熱や関節痛があったりします。
花粉症の症状がつらい場合は病院へ!どんな治療があるの?
花粉症は、風邪と違って、1~2週間で自然に治るということはありません。
アレルギーの元となっている花粉が飛んでいる期間は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみという症状が続きます。
花粉症の症状がひどい場合は、無理せず病院へ行くか、市販薬を飲むことをおすすめします。
花粉症で病院に行くと、問診でアレルギーだと分かれば、すぐに薬を出してくれます。
もし、希望すれば検査をして、アレルゲンの特定をします。
私の個人的な意見としては、どの花粉のアレルギーかを高いお金を出して検査するのはムダのような気がします。
花粉の種類はものすごくたくさんありますしね。
花粉症の症状が出たら、病院へ行って薬を飲んで、マスク、メガネをして、花粉が飛んでいるときはなるべく外出しない。
これが一番だと思います。
花粉症の最新治療もいろいろ出てきていますが、その話はまた別の機会にまとめたいと思います。
まとめ
花粉症の症状は、粘膜の炎症によるものです。
炎症を起こした粘膜は、過敏な状態なので、放っておけば症状は悪化し、他のアレルゲンにまで反応しやすくなります。
ですから、花粉症の症状が出たら、早めに対処することが大切です。
病院へ行ったり薬を飲んだりすることも大事ですが、マスクやメガネをしたり、花粉がたくさん飛んでいる日の外出をなるべく控えることも基本です。
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