マイコプラズマ肺炎は、オリンピックイヤーに大流行するって知っていますか?
ということは、今年、2016年はマイコプラズマ肺炎が流行るかもしれません。
マイコプラズマ肺炎は、ものすごく辛い症状が出るので、かからないように予防することが大切です。
オリンピックイヤーの2016年はマイコプラズマが流行るかもしれないので、今のうちにマイコプラズマ肺炎について知っておきましょう。
マイコプラズマ肺炎かも?症状と潜伏期間は?学校は出席停止になる?
まずはじめに、マイコプラズマ肺炎とはどんな病気か知っていますか?
マイコプラズマは 市中(しちゅう)肺炎の原因菌としては肺炎球菌に次いで多い微生物です。
マイコプラズマ肺炎は肺炎の中では比較的症状が軽いものであることが多いです。
しかし、マイコプラズマ肺炎と気づかず、ただの風邪だと思って放置し対応が遅れると重症化することがありますので、注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎は、10~30代の若年成人がかかりやすいとされています。
マイコプラズマ肺炎の特徴の一つとして、学校や会社などの小集団内で流行を起こします。
また、かつては4年周期でオリンピック開催年に大きな流行を繰り返してきたという歴史があり、「オリンピック病」と呼ばれたこともあります。
しかし最近はこの傾向が崩れてきており、1984年と1988年に大きなマイコプラズマ肺炎の流行があって以来は、全国規模の大きな流行はみられていません。
しかし、この数年は散発的な流行が多くみられていて、2000年以降の発生数は毎年増加傾向にあります。
ちなみに我が家は息子と夫が昨年マイコプラズマ肺炎に感染しました。
入院するほどではなかったものの、高熱が続き、体力が奪われて、治った後も1ヵ月近く体力が戻りませんでした。
マイコプラズマ肺炎の症状とは?潜伏期間はどのくらい?
マイコプラズマ肺炎の代表的な症状は
・しつこい咳
・高熱
・全身の倦怠感
です。
風邪と間違えてしまうことが多いので、「咳が長引いている」「高熱が続いている」場合は、素人判断をせずに病院でみてもらいましょう。
でも、マイコプラズマ肺炎の初期では、医者も風邪と間違えてしまうことがあります。
普通の肺炎の場合、聴診器をあてると、ゼロゼロした痰が絡むような音が聞こえます。
しかし、マイコプラズマ肺炎の初期段階では、ゼロゼロした音が出てこないのです。
ただし、ひどくなると炎症が気管支や肺胞にも広がって、ゼロゼロした音が聞こえるようになります。
「マイコプラズマ肺炎に効く薬」が存在するので、一度診察してもらって、処方された風邪薬を飲んでも治らないなと思ったら、「マイコプラズマ肺炎」かもしれません。
もう一度病院に行く勇気をもちましょう。
マイコプラズマ肺炎は血液検査で分かります。
ちなみに、昨年うちの息子がマイコプラズマ肺炎にかかった際も、最初は風邪薬を処方されました。
40℃を超える熱が、数日薬を飲んでも治らないので再度病院に行きました。
先生はこの時点でマイコプラズマ肺炎を疑っていたようで、血液検査とレントゲンを撮ったのです。
血液検査の結果がでるのは時間がかかるのですが、息子の胸のレントゲンは、素人目に見ても「肺が真っ白」になっていて、「マイコプラズマ肺炎」と診断されました。
「マイコプラズマ肺炎に効く抗生物質」を飲んだ翌日から熱が下がり始めました。
医者によると、マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は2~3週間と長いです。
息子がひどい症状だったので、「母親の私がうつったら大変だ!」と心配したのですが、2週間後、ほとんど家にいなかった夫がマイコプラズマ肺炎にかかり、1ヵ月ずっと看病しっぱなしでした。
幸い私はうつらなかったです(母は強し!)
周囲にマイコプラズマ肺炎にかかった人が出た場合は、3週間は注意しましょう。
マイコプラズマ肺炎の症状はしんどいので、周りにマイコプラズマ肺炎にかかった人がいて、自分も「おかしいな?」と思って病院にかかる場合は、医者に「マイコプラズマ肺炎の家族がいる」などと話すことをおすすめします。
マイコプラズマ肺炎は、聴診器を当てただけではわかりにくいので、医者に「マイコプラズマ肺炎の疑い」を知らせることが大切です。
マイコプラズマ肺炎の症状とは?学校や会社は出席停止になる?
マイコプラズマ肺炎は、肺炎の中でも軽い方です。
あまり重症となることが少ないので、入院することなく治ることが多いです。
そうは言っても「肺炎」ですので、普通の風邪の100倍しんどいそうです(息子と夫が言っていました^^)
マイコプラズマ肺炎はうつるので、学校は出席停止になります。
熱が下がって、2日程経てば、登校や出社できますが病院の先生の指示に従ってください。
学校によっては、登校には治癒証明が必要になります。
治癒証明が出れば、マイコプラズマ肺炎を他人にうつす可能性はなくなりますが、しつこい咳が続いたり、体力が極端に落ちてしまっています。
登校や出社しても、激しい運動は控え、安静にしていましょう。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は、4年に一度、オリンピックのあった年に流行ると言われていました。
しかし、近年は、オリンピックイヤーに限らず、徐々にマイコプラズマ肺炎にかかる人が増えているそうです。
油断せずに、早めに対処して悪化しないようにしましょう。
ひどくなると、本当につらいですから。
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