2017年~2018年の今シーズンは、インフルエンザワクチンが不足しています。
そのため、すでにインフルエンザ予防接種の受付を現在中止している病院やインフルエンザ予防接種の予約を終了してしまっている病院も多いようです。
ワクチンが不足している時は、多くの病院が「かかりつけ」としている患者さんを優先的に予防接種を受付することが多いです。
そのため最寄りの病院でインフルエンザの予防接種が受けられない場合は、予防接種以外の方法でインフルエンザにかからないようにしなければなりません。
毎年遅めにインフルエンザの予防接種をするという方は、のんびりしていると、インフルエンザワクチン不足の影響で、最寄りの病院で予防接種が終了してしまうかもしれません。
早めにインフルエンザ予防接種ができるか確認した方がいいですよ。
インフルエンザの予防接種はいつ受けるのが予防効果が高い?
インフルエンザは近年、流行時期以外にも感染することがあります。
インフルエンザの予防接種はいつ受けるのがいいのでしょうか?
インフルエンザの予防接種は医療機関により違いますが、10月上旬から始まります。
今年はインフルエンザワクチンが不足しているので、すでに予防接種の受付を終了している病院もあるので気を付けた方がいいかもしれません。
ちなみに、インフルエンザワクチンを接種してから、効果がでるまでには約2週間がかかります。
そして、インフルエンザの予防接種をしてから、効果があるのは、ワクチン接種後2週間から5カ月ぐらいです。
そのため、受験生など春まで予防接種の効果を持続させたい場合は、あまり早く予防接種をしてしまうと、大事な試験の時に予防接種の効果が切れてしまいます。
受験生などは少し遅めに予防接種するのがいいのですが、一般的には、インフルエンザの流行が始まる前の12月中旬までには予防接種を終えることが推奨されています。
今年はインフルエンザワクチンが不足しているので、予約だけでもできないか医療機関に確認しておくといいかもしれません。
インフルエンザに家族が感染!二次感染を防ぐ方法はどのようにすればいい?
家族がインフルエンザにかかってしまった場合、なるべく家族とは別の個室で静養しましょう。
室内は加湿し、患者も家族もマスクを着用を心がけてください。
よく、室内を加湿していればインフルエンザがうつらないと考えている人がいますが、加湿だけでは不十分です。
空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
確かに適切な湿度(50~60%)を保つとウイルスが浮遊しにくくなりますが、ウイルスが死滅するわけではありません。
咳やくしゃみなどの症状がある人は、飛沫やそれらに含まれるウイルスが飛散するのを防ぐため、マスクを着用しましょう。
家族もマスクで予防すればより安心です。
手洗いとうがいをこまめにし、患者の看護や介護をした後は、必ず石けんで手洗いをしましょう。
熱が下がった後にも、2日程度はウイルスが体に残っています。
数日間は学校や職場を休み、自宅療養するのがマナーです。
熱が下がった後もくしゃみや咳が出ている場合はマスクをするなど咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザで発熱する前でも感染力はある?
インフルエンザは、発症の前日から発症後3~7日間は、鼻や喉からウイルスを排出すると言われています。
インフルにかかっていて、発熱前でも感染力があると考えられています。
インフルエンザにかかりたくなければ、部屋の中では適切な湿度(50~60%)を保ち、マスクの着用、手洗いうがいをするようにしましょう。
高熱が出なくてもインフルエンザにかかっている場合もある?
体内にウイルスが入ると、それを排除しようとして高熱が出ます。
しかし、インフルエンザの予防接種をしていたり、風邪薬を飲んでいたりすると高熱が出ない場合があります。
また、免疫力が低下している時も高熱が出ないことがあります。
風邪とインフルエンザの違いは、発熱、のどの痛み、鼻水、咳などといった風邪と同じ症状に加えて、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が現れることが多いです。
風邪の症状の他に全身症状がある場合は、インフルエンザが疑われます。
インフルエンザかどうかの検査の際、発熱から12時間経っていないと正確な診断ができないことがあるので、発熱から12時間以降早めに医療機関を受診するといいでしょう。
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