滲出性中耳炎は子供がなりやすい耳の病気の一つですが、病院に通っていても、良くなったり悪くなったりを繰り返してしまうんですよね。
うちの息子も1歳の時に、滲出性中耳炎の治療で鼓膜切開をしました。
本人は何も覚えていないし、あっという間の治療でしたが、「お母さん、お子さんが絶対に動かないように抑えていてください!動いたら危ないからね!!!」と言われ、号泣しながら暴れる息子を必死で抑えたのは、今思い出してもつらい出来事でした。
もう絶対、鼓膜切開しないでもいいように気を付けてあげよう!と心に誓ったのを覚えています。
息子は赤ちゃんの頃から鼻の調子が慢性的に悪かったので、それ以来、保育園帰りに毎日耳鼻科に通っていました。
私は息子を0歳から保育園に預けて働いていたので、ちょっと調子が悪いくらいでは保育園を休ませることができなかったので悪化してしまったんでしょうね。
滲出性中耳炎とはどんな病気?
滲出性中耳炎は、急性中耳炎や風邪、副鼻腔炎などが原因となることが多い、耳の奥の中耳に液体がたまってしまう病気です。
子供の場合は、急性中耳炎、風邪、扁桃腺の肥大や副鼻腔炎が原因となることが多いです。
また、口唇口蓋裂、ダウン症、早産の子供に起きやすいと言われています。
滲出性中耳炎の主な症状は難聴です。
液体が耳の中の内耳にたまるため、耳が聞こえにくくなります。
子供は耳が聞こえずらいことを自分で表現できないので、近くにいる大人が子供の出すサインに気づき、病院へ連れていくことが大切です。
滲出性中耳炎のサインとは
・テレビの音を大きくする
・いつも声が大きい
・呼んでも返事をしないことが多い
・耳をよく触る
などです。
耳が聞こえずらいことで、言語発達の遅れがないか、学習への支障がないかを見極めないといけません。
滲出性中耳炎の治療法にはどんなものがあるの?
実は、滲出性中耳炎には確立した治療法がないと言われています。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、自然とよくなることもあります。
しかし、放っておいて言語発達の遅れや学習上の支障がでないように注意することが必要です。
滲出性中耳炎と診断されたら、耳鼻科へ継続的に通い経過観察することが必要です。
子供のうちは風邪をひいたり、鼻の調子が悪かったりと耳鼻科のお世話になることが多いと思います。
うちの場合は、ちょっとした風邪の時は小児科に行くのではなく耳鼻科で診てもらっていました。
するとしょっちゅう耳鼻科に通うことになるので、定期的に滲出性中耳炎の様子も診てもらえました。
うちの息子はしょっちゅう耳鼻科にお世話になっていましたが、滲出性中耳炎の症状だけで風邪もひかない場合でも、あまり間を開けてしまうと行くのが億劫になったりするので、3カ月に一回は耳鼻科に行くようにするといいそうです。
滲出性中耳炎により、言語発達の遅れや学習上の障害がある場合には、外科的な治療をする場合もあります。
滲出性中耳炎は子供の時にはよくある病気です。
親が滲出性中耳炎とはどういうものなのか知り、子供のどこを注意してみていればいいのかを把握していれば怖いものではありません。
耳鼻科に行くと「滲出性中耳炎とは?」みたいなリーフレットが置いてあると思うので、そういったものをもらって読むだけでも安心しますよね。
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