浅草浅草寺では、毎月18日が観音様の「ご縁日」が開催されています。
特に12月18日は、「納の観音」と言われ、一年の締めくくりでありたくさんの参拝者が訪れます。
江戸時代になると、浅草寺では、毎年12月17、18日に正月用品や縁起物を売る店が境内に集まるようになりました。
これが「歳の市」と呼ばれるようになりました。
次第に浅草寺の「歳の市」で正月用品をそろえると「縁起がよい」とされ、その名が知れ渡るようになりました。
近年、浅草寺の「歳の市」が「羽子板市」となったのです。
羽子板でつく「おい羽根」が害虫を食べる「トンボ」ににているところから、「悪い虫がつかない」と言われます。
また、羽子板の羽根についている黒くて堅い玉は、「 無患子(むくろじ)」といいます。
「子が患わ無い」ということで、羽子板が 無病息災のお守りなったと言われています。
さらに「羽子つき」は魔除けになる、あるいは「マメに暮らせる」ということで、江戸後期のころから女の子が誕生した家に羽子板を贈る風習ができました。
お正月に羽根つきをするのは、とても縁起のよい遊びなのです。
浅草 浅草寺の羽子板市2016年の開催日
12月の「歳の市」で縁起物である羽子板を扱うお店が増えたことから、「羽子板市」と呼ばれるようになったそうです。
浅草 浅草寺の羽子板市2016年の開催日は、12月17、18、19日の三日間です。
毎年この日に決まっています。
浅草 浅草寺の羽子板市の値段の相場は?
浅草 浅草寺の羽子板市の値段の相場というのは、縁起物のため、あってないようなものだと言われています。
羽子板市初心者だと、怖くて買えないですよね?
一般的に、一番下の台に飾られているものが一番安く3000円~5000円くらいです。
その上の段になると、10000万円~20000円くらいになります。
その上になると、さらにゼロがひとつずつ増える感じです。
浅草 浅草寺 羽子板市での買い方マナーとは?
浅草 浅草寺 羽子板市での羽子板の買い方マナーがあるのをご存知ですか?
はじめて羽子板市で羽子板を買う場合は、事前にネットなどで自分が買おうと思う羽子板がいくらぐらいするものなのか、調べておくことをお勧めします。
または、予算を決めておいて、予算に合う羽子板の中から欲しい物を選ぶのが賢明です。
先ほども説明しましたが、羽子板は、下に置いてあるものほど安いです。
羽子板市での羽子板の買い方マナーは、「これいくら?」と最初に聞き、そこから「いくらになりますか?」と値引き交渉をします。
最初の値段を聞いた時点で、予算からかけ離れているものはあきらめます。
ぼったくりの店である可能性もあるからです。
そして、ここからが重要なのですが、値切った分の額を「ご祝儀」としてお店に渡すのです。
だから、結局最初の値段で買うことになるわけです。
慣れないと「えーっ!!」と思うかもしれませんが、浅草寺の羽子板市に限らず、縁起物を買う時というのは、そういうものなのです。
*地域によって違うという考え方もありますが、だいたいどこもそういう感じです。
まとめ
浅草寺の羽子板市で羽子板を買う場合、羽子板は縁起物ですから、値段交渉をした値引き分も、ご祝儀として渡すのが良いといわれています。
羽子板を買うと、お店の人が「お手を拝借~。パンパンパンッ!」としてくれます。
これをしてもらうと、とってもいい気分になります。
新しい年に、きっといいことがある!と思えますよ。
コメント