近頃は、喪中はがきを出すべきかどうか悩まれる方も多いと聞きます。
核家族化が進んで、2世帯、3世帯で暮らす人が少なくなると相談する人もいなくて悩みますよね。
喪中はがきを出すべきか悩むのは、祖父母が亡くなられた際だと思います。
特に自分の祖父母ではなく、夫(妻)の祖父母だと出さなくてもいいような気もしますし…。
喪中はがきというのは、相手先が年賀状を出す前まで(できれば準備する前まで)に出す方がいいですから、あまりのんびり考えていると遅すぎてしまうことになりかねません。
もちろん、年末ぎりぎりにお亡くなりになられた場合は仕方がないのですが…。
私も毎年、何枚か、自分が年賀状を出してしまった後に喪中はがきが届くことがあって、「もっと早く送ってくれればいいのに」と思います。
ですから喪中はがきを出すなら、なるべく10月下旬から11月上旬に準備しましょう。
喪中はがきは出すべきか?祖父母や親戚など範囲はどこまで?
喪中はがきをおくるのは、歴史的には新しい習慣で、「これが正しい」と言い切れるルールはありません。
そのため、各家庭での考えや、地域性、宗教などによって異なることが多くあります。
特に困るのは、夫(妻)の祖父母や親戚などが亡くなられた場合です。
その場合は、その家の年長者(お姑さんや自分の母親)などから、アドバイスをもらい、それに従うのが一番いいと思います。
ここでは、一般的なこと、現在多数を占めている世間一般の常識としての考え方を紹介します。
喪中はがきを出すべきか否か、あなたの判断のヒントとなればうれしいです。
喪中はがきは出すべき?祖父母などの親戚がなくなった場合のルール
一般的に喪中はがきを出すのは、自分を中心として、一親等(父母(義父母)・配偶者・子)と同居している二親等(祖父母・兄弟・孫)が年内に亡くなった場合とされています。
二親等でも同居していない場合は、喪中はがきを出さない場合が多いです。
同居しているか否かというのは、故人との関わりの深さやご本人の気持ちと置き換えて考えてもいいと思います。
喪中はがきを出す本来の目的は、「今年のお正月は喪に服していますので年始挨拶や年賀状を送ることを控えさせていただきます」ということをあらかじめ伝えるためのものです(年賀欠礼)。
そのため、同居はしていないけれど、「祖父母や親戚に大変お世話になったため喪に服す」という場合などは、喪中はがきを出すというケースもあります。
年賀状離れが進んでいる現代です。
もともと毎年年賀状を出していない人は喪中はがきも不要だと考えるかもしれません。
しかし、普段年賀状を出さない人でも、喪中はがきの本来の目的とはずれてしまいますが、「故人が生前年賀状を送っていた人で亡くなられたことを知らない方」に喪中はがきを出すという方もいます。
喪中はがきは出すべき?祖父母など範囲はどこまで
喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶ですので、毎年年賀状を交換している方には「出す」というのが一般的な考え方です。
しかし、実際には、故人の1親等にあたる場合以外では、公使を分けて考え、仕事関係の方には例年通り年賀状を送るというケースが多いようです。
また、喪中であることを知っている「身内」にはあえて喪中はがきを出す必要がないと考える方が多いです。
まとめ
年を重ねてくると、年賀状を「1年に1度の生存確認だ」という方もいます。
これまで毎年届いていた年賀状が届かなくなると、具合でも悪いのかな?と思うし、それが続いたら、お亡くなりになられたのかな?と感じてしまいます。
故人が親しかった方に宛てて、喪中はがきで故人が亡くなられたことをお知らせしてあげるのも残された者の心遣いかもしれないですね。
それをしてあげたいと思うくらいの近しい存在であれば、一親等、二親等だとか、同居しているかしていないかなど関係なく親族ならば喪中はがきを出すというのでいいのではないかと私は考えます。
皆さまの参考になれば幸いです。
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