横綱 稀勢の里は、日本出身力士としては、1998年5月場所後に横綱に昇進した若乃花勝以来19年ぶりに横綱に昇進。
2003年1月場所で引退した貴乃花光司以来14年間途絶えていた日本出身の横綱となりました。
待ちに待った日本人横綱 稀勢の里の刻名式が、2017年6月9日、富岡八幡宮で行われます。
第72代横綱 稀勢の里の刻名式・奉納土俵入りが行われる富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)は、東京都江東区富岡にある八幡神社で別名を「深川八幡」と言います。
富岡八幡宮は相撲との結びつきの強い神社で、新横綱誕生の際、奉納土俵入りなどの式典が執り行われるほか、相撲にまつわる数々の石碑が建っています。
第72代横綱 稀勢の里の刻名式・奉納土俵入りも富岡八幡宮で行われることになりました。
横綱 稀勢の里の刻名式・奉納土俵入りを見るには?日程や場所などの詳細情報
横綱 稀勢の里の刻名式・奉納土俵入りを見るには、どうしたらいいでしょう?
横綱 稀勢の里の刻名式・奉納土俵入りの詳細
日程
平成29年6月9日(金)
午前10時20分 参進
午前10時30分 刻名奉告祭
午前11時00分 刻名式
午前11時30分頃 奉納土俵入り
※時間は変更になる場合があります。
場所
富岡八幡宮
住所
東京都江東区富岡1-20-3
電話
03-3642-1315
富岡八幡宮と相撲のかかわり
富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地として有名です。
江戸時代の相撲興業は京・大阪からはじまりましたが、トラブルが多くしばしば禁令が出ていました。
その後、貞享元年(1684)幕府より春と秋の2場所の勧進相撲が許されます。
その地が富岡八幡宮の境内でした。
以降約100年間にわたって本場所が富岡八幡宮の境内にておこなわれていました。
のちに本場所は、本所回向院に移っていきますが、その基礎は富岡八幡宮において築かれ、現在の大相撲へと繋がっていきました。
このような歴史から、富岡八幡宮は新横綱誕生時には相撲協会立会いのもと刻名式がおこなわれ、新横綱の土俵入りが奉納されます。
近年では、
平成25年6月6日(木)第70代横綱 日馬富士関の刻名式
平成26年10月7日(火)には、第71代横綱 鶴竜関の刻名式
も富岡八幡宮で行われています。
富岡八幡宮には横綱力士碑や大関力士碑や資料館がある
横綱力士碑
富岡八幡宮には、明治33年に建立された歴代横綱を顕彰する碑があります。
その大きさは高さ3.5メートル、幅3メートル、重量は20トンに及び、横綱を顕彰するにふさわしい堂々たる石碑です。
新横綱誕生時には相撲協会立会いのもと刻名式がおこなわれ、新横綱の土俵入りが奉納されます。
大関力士碑
表参道大鳥居をくぐってすぐ右手に「大関力士碑」があります。
この碑は明治の頃に、9代目市川団十郎と5代目尾上菊五郎により寄進されていた2基の仙台石を活用し作られました。
またその傍らには巨人力士碑、巨人力士手形足形碑、強豪関脇碑が立ち並んでおり、横綱力士碑とあわせて、相撲名所として相撲ファンに親しまれています。
富岡八幡宮資料館
資料館で相撲ファンにおすすめなのが【勧進相撲】のコーナーです。
主に横綱力士碑建立の発起人である第十二代横綱陣幕久五郎の資料を中心に展示しています。
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