富岡製糸場は2014年に世界遺産に登録されました。
世界遺産に登録されたことで急に注目されることになった、富岡製糸場を見学する前に知っておきたい情報をまとめてみました。
せっかく富岡製糸場へ行くのですから、予備知識を少しいれておけば、より楽しめると思いますよ。
富岡製糸場は、2005年7月には国の史跡に、2006年7月には主な建造物が重要文化財に指定されました。
そして、2014年6月に「世界遺産一覧表」に記載されました。
さらに、同年12月には繰糸所、西置繭所、東置繭所の3棟が「国宝」となりました。
富岡製糸場 世界遺産登録で人気!混雑状況と見学時間は?ガイドツアーに参加がおすすめ!
富岡製糸場は明治4年(1871年)から始まりました。
フランス人、ポール・ブリュナの指導のもと、西洋の技術を取り入れた官営模範器械製糸場(富岡製糸場)が設立されたのです。
明治5年(1872年)7月に主な建造物が完成、10月4日には操業が開始されました。
富岡製糸場は、明治9年以降は日本人だけで操業されるようになりました。
経営は必ずしも黒字ばかりではありませんでしたが、富岡製糸場の生糸は高品質で、海外で高く評価されました。
富岡製糸場は、明治26年(1893年)に三井家に払い下げされました。
その後、明治35年(1902年)には原合名会社に譲渡されました。
昭和13年(1938年)には株式会社富岡製糸所として独立しましたが、昭和14年(1939年)に日本最大の製糸会社であった片倉製糸紡績株式会社(現・片倉工業株式会社)に合併されました。
第二次世界大戦後は自動繰糸機が導入され長く製糸工場として活躍しましたが、日本の製糸業の衰退とともに昭和62年(1987年)3月ついにその操業を停止しました。
操業停止後も片倉工業株式会社によってほとんどの建物は大切に保管され、平成17年(2005年)9月に建造物の一切が富岡市に寄贈され、その後は富岡市で保存管理を行っています。
片倉工業株式会社が今日まで富岡製糸場を大切に保管していたおかげで、世界遺産に登録されることとなったのです。
富岡製糸場 世界遺産登録で人気急上昇!混雑状況と見学時間の目安
富岡製糸場は、世界遺産に登録後、来場者数が急激に伸びています。
ゆっくりじっくりと見学するなら平日がおすすめですが、普通の土日であれば、混雑していて大変!というほどではありません。
3連休以上になると多少混雑するようです。
ちなみに、3連休の場合、なぜか中日が混むようです。
富岡製糸場は、20名以上で団体予約ができます。
団体予約をすると料金も安くなり(大人1000円→900円)、いろいろお得です。
お問い合わせ先
富岡製糸場団体予約センター(まちなか観光物産館「お富ちゃん家」)
〒370-2316
群馬県富岡市富岡1151-1
TEL:0274-67-0088
予約センター休業日:年中無休(年末を除く)
予約センター営業時間:AM9:00~PM17:00
Eメール:yoyaku@matidukuri-t.com
見学にかかる時間の目安は、1時間~1時間30分ぐらいです。
じっくりと見たい方でも2時間ほど予定していればいいと思います。
富岡製糸場 ガイドツアーはいる?
富岡製糸場では、解説員による有料のガイドツアーがあります。
個人での見学の場合、20人前後の人を1グループにして、1人1回200円で約40分間、ガイドさんが富岡製糸場内を案内してくれます。
私はこのガイドツアーを利用しましたが、ガイドさんの説明が分かりやすくてとっても良かったのでおススメです。
もし、ガイドツアーでは時間が合わない場合や外国の方と一緒の場合は、携帯電話機型の「音声ガイド」が200円で借りられます。
また自分のスマートフォンからも富岡製糸場見学場所の情報を聞くことができます。
でも、私の一押しは、ガイドツアーです!!
アクセス 駐車場情報など
富岡製糸場へのアクセス
電車:上州富岡駅から徒歩15分(駅前にタクシー営業所もあります)
車:上信越自動車道富岡IC下車、各駐車場まで約10分(3㎞)。
市営の無料駐車場がありますが、富岡製糸場までは徒歩20分ほどかかります。
見学時に歩くこともあるので、富岡製糸場近くの有料駐車場に止めるのがおススメです。
富岡製糸場近くの有料駐車場からは、徒歩5分くらいです。
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