うちの息子は小さい頃から運動をしているせいか、常に、うらやましい程の快便でしたが、最近は毎日下痢気味だと言うのです。
息子は、今年の春から硬式野球チームに所属していて、日々、ハードな練習をしています。
それまで平均1日3回も!スルッ!と超~すごい大便が出るというのが自慢の息子が、毎日下痢をしているなんて、学校で何か悩みでもあるのか?練習が辛すぎるのか?寝冷えしているのか?腸内環境が崩れてしまっているのか??
いろいろ考えてしまいましたが、一つずつ、疑問をつぶしていくと、一つのある結論に達したのです。
野球だけではなく、サッカーやバスケットボールなど、ハードなスポーツをされていて下痢に悩んでいる方のお役に立てると思いますので、参考にしてください。
野球部など激しいスポーツをしていて下痢をしてしまうのはなぜ?
息子は4月から中学生になったので、環境の変化はあったのですが、学校も楽しいし野球も楽しいとストレスからくる下痢ではなかったのです。
今考えれば、息子が下痢をしだしたのは、気温が高くなり、水分摂取量が増えだしてからでした。
硬式野球はハードなので、どのように水分補給をするかはとても大事なポイントです。
今年はゴールデンウィークの時期に急に気温が高くなり、まだ暑さに体が慣れていなかったこともあり、練習中、何度も熱中症で倒れ、水分補給の大切さを思い知りました。
息子は他の子よりも水分を多く飲む傾向があり、全てスポーツドリンクだと糖分や塩分の摂りすぎてしまいますし、また甘いので味も飽きてしまうということから、私の考えで、春までは、麦茶とスポーツドリンクを7:3ぐらいで2本の水筒に分けて持って行っていました。
すると、コーチから、麦茶だと熱中症で倒れてしまうので、全てスポーツドリンクにするよう指示がありました。
確かに、麦茶が多いと水分や塩分、電解質の補給が間に合わないと感じたので、お弁当の時の麦茶以外を全てスポーツドリンクに変えたところ、熱中症で倒れることがなくなりました。
暑さに体も慣れたし、スポーツドリンクをこまめに飲むようにしたおかげで熱中症にはならなくなりましたが、その分、下痢してしまうようになったのです。
熱中症もこわいですが、毎日下痢してしまうのも、体を壊してしまうので心配ですよね。
下痢の原因を調べてみたところ、スポーツドリンクの飲み過ぎや、その成分に原因があったようです。
スポーツ飲料の何が下痢につながるのか?
息子がよく飲んでいたのは、アクエリアス、トップバリューのスポーツドリンクパウダー(レモン味)、ポカリスエットなどのスポーツドリンクとOS-1という経口補水液でしたが、その成分を見てみると。。。
アクエリアスの原材料
・果糖ぶどう糖液糖
・塩化Na/クエン酸
・香料
・クエン酸Na
・アルギニン
・塩化K
・硫酸Mg
・乳酸Ca
・酸化防止剤(ビタミンC)
・甘味料(スクラロース)
・イソロイシン
・バリン
・ロイシン
トップバリューのスポーツドリンクパウダー(レモン味)の原材料
・砂糖
・ふどう糖
・塩化Na
・酸味料
・香料
・ビタミンC
・甘味料(アセスルファムK)
・塩化K
・乳酸Ca
・炭酸Mg
・着色料(クチナシ)
ポカリスエットの原材料
・砂糖
・果糖ぶどう糖液糖
・果汁
・食塩
・酸味料
・香料
・塩化K
・乳酸Ca
・調味料(アミノ酸)
・塩化Mg
・酸化防止剤(ビタミンC)
OS-1の原材料
・糖類(ブドウ糖、果糖)
・食塩
・クエン酸(Na)
・塩化K
・リン酸Na
・塩化Mg
・甘味料(スクラロース)
・香料
ここで注目して欲しいのが、アクエリアスとトップバリューのスポーツドリンクパウダー(レモン味)、OS-1に入っている、人工甘味料です。
アクエリアス、OS-1の甘味料【スクラロース】とトップバリューのスポーツドリンクパウダー(レモン味)の甘味料【アセスルファムK】はどちらも人工甘味料と言われるものです。
人工甘味料にはいろいろあり、その安全性に疑問の声も多いのも事実です。
しかし、人工甘味料は、砂糖の600倍の甘さがありながらカロリーはゼロという利点もあり、広く流通しています。
スポーツドリンクに限らず、ガムやキャンディー、ジュースやお菓子など様々なものに入っていて、日本で普通に生活していたら、知らず知らずのうちに口にしているものとも言えます。
ここでは、人工甘味料の安全性の話はひとまず置いておきますが、人工甘味料は、摂りすぎると体質によりおなかが緩くなってしまうという性質があります。
キシリトールガムなどの説明書きに「たくさん食べるとお腹がゆるくなる場合があります」と書いてあるのを見たことがありますよね?
これです。
息子は、人工甘味料入りのスポーツドリンクを大量に飲むようになったので、それで下痢をしてしまっていたのです。
ポカリスエットは人工甘味料を使っていないので安心?
数あるスポーツドリンクの中でも、唯一(だと思う)、人工甘味料を使っていないのがポカリスエットです。
そのため、下痢を予防しながら脱水を防ぐにはポカリスエットを飲むのがいいと言えます。
しかし、そのポカリスエットも大量の砂糖が使われているため日常的に大量に飲み続けるのはやはり体には良くないのは間違いありません。
とはいえ、市販されているスポーツドリンクが悪だというわけでもありません。
ポカリスエットは砂糖の量が多いのが心配ですが、飲む点滴とも言われているように、医者からも脱水時や体調不良時に飲むことを勧められる体液に近い飲料です。
また、OS-1は、熱中症になってしまった時に飲むと、劇的に調子が良くなります。
熱中症予防に、脱水してるかも?と思った時に少量ずつ飲むようにすると熱中症を予防することができます。
アクエリアスは、熱中症予防にはさほど高い効果はないようですが、運動している時のエネルギー補給に最適な成分が多く含まれています。
ただ、どれも飲み過ぎは良くない。
なので、メインは自家製のスポーツドリンクにして、状況に応じて市販のスポーツ飲料を追加するというのが一番いい、夏場の水分補給の仕方なのではなかかなと思います。
自家製スポーツドリンクの作り方
自家製のスポーツドリンクを作るのは、意外と簡単なんです。
材料
・水1リットル
・ハチミツ(砂糖でも可)大さじ4
・塩 小さじ1/2
・レモン汁 大さじ1
混ぜるだけです。
好みに応じて、ハチミツやレモン汁の量を加減できます。
息子は、酸っぱいのが好きなので、レモン汁を増やしています。
自家製のスポーツドリンクはかなり砂糖の量を減らすことができます。
これを、2リットルの水筒に入れ、予備として、ポカリスエットやOS-1を持たせるようにしてから、息子の下痢は治りました!
スポーツをする方で、夏になると下痢しがちの方は、騙されたと思って試してみてください。
涼しくなってきたら、水分補給は麦茶メインにするといいですよ。
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